昨日

昨日は、予定通り茨城鹿島にて波乗り。
朝7時ごろポイントに着いてみると、南風が吹く予報だったにも関わらず、やや北寄りの風。海に目をやると、若干面が乱れた力の無い波がブレイクしておりました。とりあえず暑いし、せっかく来たので、とっとと着替えてダベンポート・The Thingにて入水。

波のサイズは、時折入ってくるセットで腰位。しかし潮が多いからか、それとも地形が悪いのか、力が全く無く、かなりダラダラとしたブレイク。スモールウェーブキラーのThe Thingでも「何とか乗れるかな?」といった具合。

セットの大きめの波を狙い、何とか2、3本ロングライド出来ましたが、あまり楽しくなく、2時間ほどで海から上がり、その後、千葉方面を周って宇都宮に戻って参りました。

そして、昨日は気が付いたことが・・・。
「サーフィンも自転車と同じだな」なんて思ってしまったのです。

自転車は、あまりにも遅いと左右にフラついてしまうと思いますが、ロングボードでもスピードを乗せ難いダラダラの力の無い波では、何とか立つことが出来ても、板がフラついてしまうかと思います。そこで「板のボリュームがあればフラつかないのでは?」なんて考えた方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。

「ダラダラの厚めの波しか乗らない」というのであれば、幅、厚み、アウトラインなどボリュームを出せば、安定感は出るかと思いますが「一本の板でダラダラの波から、そこそこサイズがあって力のある波まで」といった場合には、そこそこ力のある波では、かえって板のボリュームが抵抗となり「スピードが乗らない」なんてこともあったりするのです。

サーフボードの場合、自転車とは違い、ハイドロダイナミクスといった要因も絡み、なかなか複雑。サーフボードビルダーの方達は、テストパイロットの方達と共にテスト、ディスカッションを重ね、細かい調整を繰り返し、最適なボリュームやボリュームバランス、ボトム形状、ロッカーなど様々なデータを割り出しています。

「ボードビルダーを信じることも、マジックボードへの近道」と強く思う今日この頃だったりするのです。

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