Glass work


ここのところ、新型コロナウイルスの影響で、世界中が大変なことになっておりますが、ウイルスよりも何よりも「人間の方がよっぽど怖い」と思う今日この頃。「運良く感染を免れたら、これからも謙虚に生きていきたい」と思っております。

さて、話は変わります。昨日と今日の午前中、現在製作中の6'8"Hullのグラスワークを行って参りました。上に貼らせて頂いた写真は、今日、ホットコートを終えた時点で撮影したもの。

残る作業は、ボトム側のホットコート〜サンディング〜もう一回ホットコート〜サンディングでフィニッシュ。ホットコートは、片面ずつしか出来ないので、完成までにはあと3日〜4日かかりそうです。

一本のサーフボードが出来るまでには、かなりの時間を要し、一人でシェイプからグラスワークまで全て作業を行うとなると、分業制に比べて、かなりの作業量になってしまいます。

多くのサーフボードメーカーは、分業制をとっており、シェイパーがシェイプしたフォームは、グラスファクトリーに託され、グラスファクトリーがラミネートやフィン、リーシュプラグの取り付け、サンディングやポリッシングなどフィニッシュまで行います。

シースワローがお取り扱いしているサーフボードレーベルの中で、シェイプからフィニッシュまで一人で行うサーフボードレーベルは、ダベンポート・サーフボード。

アダム・ダベンポート氏がシェイプ、グラスワークまで全ての工程を一人で行っており、一本一本に時間を掛けて丁寧に製作している為、一本のロングボードが完成するまでには、かなりの時間を要します。

分業制の方が、効率が良いのは分かっておりますが、最初から最後まで一人のサーフボードビルダー、クラフツマンの手によって作られるサーフボードの方が僕は好きです。

美しいサーフボードを作れるよう、経験を積み重ねて参ります。

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