温度差

昨日、一昨日は、来店対応やサーフボードリペア作業に追われ、画像、映像を貼り付けただけでブログを済ませてしまいました。

さて、それでは本題に入らさせて頂きます。
一昨日は、ドリフトウッドキャラバンのグラハムさんから、そして昨日は、ヌーサのアンドリュー・ワーハーストさん/ファインサーフクラフトからインスタグラムを通じてDMが有り、彼らと少し話しました。

内容はと言いますと、日本のサーフシーン近況に始まり「店舗ストックの板を何本かオーダーしないか?」とか「月に決まった本数のオーダーを入れることが出来れば、ディスカウントするぞ」などなど。

日本の市場をよく知らない海外のシェイパー、サプライヤーの方達は「日本は、海に囲まれた島国なのだからサーフィンが凄く盛ん」、「日本人は皆金持ちだし、日本で売れるようになればリッチになれる」と思っている方が殆どのような気がします。ステレオタイプってやつですね。

なので、そんなオファーがあった時には、僕はいつも「自国で売れているから日本でも簡単に売れると思ったら大間違い」、「日本の99%のサーファーは、どんなに素晴らしいサーフボードでも無名のサーフボードレーベルなんて見向きもしない」、「サーフボードを選ぶ条件は、そのシェイプよりも何よりも、ネームバリューが最重要」といった話をします。

そして更に「ここ日本では、多くの費用を費やし、サーフィン雑誌などに継続的に広告を掲載しなければ、いくら良い板でも記事にもならなければ、人目にも付かず、ネームバリューが高くなることは無い」といったことも話すのですが、その広告費に驚愕されることもしばしば。(流行をお金で買えることを知ってしまったのは、開業して間もないころ)

「世界では知られていても、日本では知られていない」なんて凄腕のシェイパー、サーフボードビルダーが、世界中には巨万といる訳で「なんだか色々勿体ないな」と思う今日この頃です。

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