テイクオフ

台風5号が素敵な位置にいるため、少々ワクワクしてしまっております。続々台風が発生しそうな勢いでは御座いますが、波だけ届けて頂いて、災害などは勘弁頂ければと思っています。数日中に太平洋沿岸にウネリが届くのではないでしょうか?

さて本日は、テイクオフについて書かせて頂きます。
板のカスタムオーダーを頂く際「テイクオフの早い板が欲しい」といった要望をほぼ全てのお客様からお受け致します。
「最大限のボリュームを出して欲しい」といったお客様も、時々いらっしゃいますが、あまりオーバーフローにしてしまうと「テイクオフやパドルが早くても、コントロールが効かない」など、性能が偏ってしまうこともあるかと思います。

そこで、ボリュームに頼らず早いテイクオフが出来る術が有りますので、少々書かせて頂きます。「そんなこと、既にやっている!」なんて方もいらっしゃるかとは思いますが、特に「テイクオフが遅くて参る」なんて方のために参考までに・・・。

台風やら低気圧による風で発生した波は、うねりとなって沿岸に到達することを皆様すでにご存知のことと思います。また、うねりが円運動しながら岸に向かうことを知っている方も沢山いらっしゃることと思います。この円運動を上手く使ってあげることで、劇的に板の滑り出しが早くなるのです。

波の動きについて↓

「何それ?」、「知らなかった!?」なんて方は、ぜひ実践してみて頂きたいのですが、肝心なのは波待ちの位置と、波の細かい上下動を感じられること。

波が最下点から上に向かう時にタイミングを合わせパドルすることで、板が滑り出します。

がむしゃらにパドルしていると波の上下動を感じられないかと思いますので、上下動を感じながら、ゆっくりストロークすることを心がけて下さいませ。そして波が最下点から上に向かう時に更に力強くパドルすることで、早いテイクオフが出来ると思います。

逆に波が最上点から下に向かう時にパドルしてもパドルが活かされませんので、波の上下動をしっかり感じることが肝心で御座います。

また、意識を波の上下動に集中し過ぎてしまいますと、周りに注意がいかなくなってしまいますので、周りを確認しながら、ぜひチャレンジしてみて下さいませ。

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